2017年06月14日
播磨 置塩城
こんばわ。くまけんです。
播磨における城址巡り、一発目は置塩城址です。
中世の播磨守護だった後期赤松氏の居城であり、規模も播磨地域最大です。
初代赤松政則が築城し、五代赤松則房の代に、播磨に侵攻してきた羽柴秀吉に下ってます。
国指定史跡になってはいますが、リニューアルした姫路城の陰に隠れてしまってます。
残念です。
所在地:姫路市夢前町宮置
駐車場:あり
所要時間:約40分
南側から置塩城址がある城山を望む。
標高370mの急峻な山上に城址があります。
登城口に案内板があります。
案内板。
置塩城概略図
あくまで概略図なので正確ではありません。悪しからず。
登城口左側には「お助け杖」がおいてあります。
これが助かるんです。
途中で休憩。
南側の展望が開けています。
石積みが見えてくると城域に近づいてきた証拠。
案内板があります。ここは南曲輪群へ。
南曲輪群の下二段目から、三段目の切岸を望む。
曲輪自体はかなり広く、なにかしらの建物が建っていたと思われます。
各曲輪の高低差はこんな感じ。
まるで崖です。
茶室跡と伝えられている郭。
茶室跡にあった案内図。
南西の曲輪群にある、大石垣
置塩城の見所の一つです。
ただ年月の経過により、崩落の危険があるんだとか。
二の丸西側下の石垣。
こちらも崩落の危険があります。修復する予算つくのかな?
二の丸と三の丸の間に在る「掘割」と呼ばれるスペース。
ここに大門があり、突破されても、侵入してきた軍勢を両側の郭から挟み撃ちに出来るようです。
「掘割」を更に進むと左手に三の丸、右手に二の丸が位置しています。
三の丸
賓客をもてなす館などがあったようです。
二の丸
城主の屋敷が建っていたようです。発掘調査で庭園などがあった事も分かっています。
本丸
城域での最高所で眺望が効きます。
瓦葺の櫓が有ったようで、今も当時の瓦の破片が見つかります。
本丸から南側を望む。
落ちていた瓦の欠片。
400年以上前の遺物だと思えば感慨深いです。
持って帰るのはマナー違反なんで、ちゃんとその場に置いて於きました。
本丸から北側を望む。
築城当時は但馬の山名氏が脅威だったので、北方を重点的に防備したようです。
登城するのに40分。城域を周るのに約一時間掛かりますので
体力と時間に余裕を持った方がよさそうです。
こうした軍事施設の色彩の濃い城砦は大好きです。
播磨は統一が進まなかった分、こうした城砦がたくさんあるんですよね。
南関東の私にはうらやましいです。
コメント有難う御座います。
おっしゃる通り、兵庫県は構・砦・城址の類が1000を越えるとも云われてます。
流石に全ては廻れませんが、出来る限りあっちこっちの城跡を周ってみようと思います。これからも宜しくお願いします。